大規模掘削の土留め工の検討を弾塑性法(拡張法)により行います。各施工段階における壁体の変位や断面力などの検討が行えます。

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弾塑性法(拡張法)により土留め工の検討を行います。根入れ長の計算・掘削底面の安定計算の他、定常性による根入れ長の検討・各施工段階における壁体の変位及び断面力の計算などの検討が行えます。

機能および制限

• 下記の工法に対応しています。
  • 鋼矢板方式
  • 親杭横矢板方式
  • 地中連続壁方式
  • ソイルセメント柱列式連続壁方式
• モーメントのつりあいによる土留め壁の根入れ長の計算を行います。
• 切梁段数は20段まで設置できます。
• 解体時の計算は、以下により計算できます。（埋戻しと捨て梁の併用設定はできません）
  ①埋戻し：｢ヒンジ｣｢固定｣より選択ができ、最終掘削時の変位状態が残留した計算を行います。
  ②捨て梁：「捨て梁バネ定数」「プレロード」の入力ができます。
• プレロード荷重を考慮できます。
• 地層数は20層まで、受動側の地盤改良は5層まで計算が可能です。
• 水圧は、三角形水圧、被圧水圧の取り扱いができます。
• 掘削深は30mまで計算可能です。
• 偏土圧が作用する土留め壁の計算が可能です。（道路土工指針に準拠しています。）
• 掘削底面の安定計算はヒービング・ボイリング・盤ぶくれ・パイピングの検討が可能です。
• ボイリング・パイピングによる必要根入れ長を計算し、鋼材長を決定できます。
• 定常性による根入れ長の計算が可能です。
• 施工段階毎の土留め壁の変位、断面力の計算が可能です。
• 静止側圧の取り扱いは、左右対称土留めの場合掘削底面から、偏土圧の場合は地表面か掘削底面のいずれかから選択できます。
• 側圧の考え方は、砂質土の場合は土水圧分離型、粘性土の場合は土水圧一体型として計算します。
• 側圧係数の入力が可能です。
• 梁・はねモデルに対応できます。
• 鋼材データの登録、任意鋼材による計算が可能です。
• 地下水位・切梁位置は、地表面（GL）以下に制限しています。

• • 腹起し、切梁、火打ちの計算が可能です。
  • 土留め工の設計から荷重強度が連動します。
  • 設計荷重を入力して、支保工のみを単体で計算する事も可能です。
  • 段数ごとに計算スパン長を変更して計算できます。
  • 段数ごとに支保工（腹起し、切梁、火打ち）の２段設置及び２重設置の計算ができます。
    （※山留指針では「２段設置」のみ）

  

  腹起し[２段設置]

   

• 杭(H型鋼のみ)の応力度計算並びに支持力計算が可能です。

• 土留め壁(親杭・鋼矢板)の応力度計算並びに支持力計算が可能です。
  ※準拠指針が「共同溝指針」「山留め設計指針」の場合、親杭のみに対応しています。
  ※鋼矢板は支持力計算のみに対応しています。

詳細を見る（綜合システムHP）